2004年12月20日月曜日

ギャラリーカフェバー縁縁 常設絵画『Jesus Christ』



クリスマスがあるシーズンだからこの絵を飾ることにした。

1998年にドイツに旅行中に描いた絵でかなり古いものなので、色も少し剥げて状態は悪い。
でも、剥げた青の感じが気に入っているし、青は私の代表的な色なので、一番最初に飾ってもらうには相応しいと思った。

キリストという人が言い伝わるような人物として実際に存在したのなら、彼は私にとって、いちばんの憧れの人物だ。
誰にでも慈悲深く愛に満ちて己の身を削ってでも他人を思い遣る、そんな人間になりたいと、若かりし頃ずっとそう思っていた。

今でも愛情や清い心そして悔いや無力さを表現したい時、私はやっぱりキリストを描いてしまうことが多い。